ホテルの厨房でアルバイトをして調理師になりたいと思った

ホテルの厨房でアルバイトをして調理師になりたいと思った

ホテルの厨房でアルバイトをして調理師になりたいと思った 高校2年生の頃、父親の知人であった某ホテルの社長さんに頼んで特別にホテルの厨房でアルバイトをさせてもらう事ができました。冬休みの2週間だけのアルバイトだったのですが、今の私の仕事に関係する貴重な体験となりました。私は現在調理師として働いているのですが、調理師という職種に就く事を選ぶきっかけになりました。私の父親はホテル厨房の料理長とも知り合いで、私も料理長と顔見知りだったので安心感がありました。

アルバイト初日は料理長も優しく指導してくれて、主に簡単な仕事を任されていました。そこのホテルは結婚式場もあり、多い日には1日に2回結婚式がありました。結婚式があると式に出す料理を作らなければいけないので厨房は朝から忙しく、常に人手が足りないような状況でした。私のアルバイトしていたホテルは1階で和食料理と中華料理、7階で洋食レストランをしているのですがほとんどの料理を1階の厨房で作っているので結婚式が無い平日でも厨房内は大忙しでした。

ただでさえ忙しいのに、結婚式が2回ある日になると料理長をはじめ調理師さんやホテルスタッフの方すべてが慌ただしく働き、他の人の事をかまっている余裕など誰も無いような状況でした。アルバイトである私でさえ色々な仕事を任され、細かな説明もされないまま自分に任された仕事を分からないなりに一生懸命こなしていました。ミスをして怒られてしまう事もありましたが、見た目も綺麗で美味しい料理を提供する為に懸命に働いている調理師さん達の様子を見ていると、自分もあんな風に働きたい!と思うようになり調理師を目指すきっかけになりました。